A2 Syslog 用のAutoenrollment Serverを構成する
Autoenrollment Serverは、自動登録構成ログプロパティの設定により、ログ出力として syslog を使用することができます。logger.propertiesファイルの内容を変更するか、対象のプロパティファイルのパスを変更することで、syslog へのログ出力ができるようになります。設定方法については、自動登録構成ユーティリティの設定を参照してください。
サンプル syslog プロパティファイルは、Autoenrollment Serverのインストールディレクトリに syslogger_sample.properties という名前で存在します。以下は、サンプルの内容を示したものです。
# # で始まる行はコメントであり、無視されます。 # ログレベル(DEBUG、INFO、WARN、ERROR)とアペンダ名を定義します。 log4cpp.rootCategory=INFO, SYSLOG # アペンダーの種類を設定します log4cpp.appender.SYSLOG=SyslogAppender # リモートsyslogサーバのIPアドレス log4cpp.appender.SYSLOG.syslogHost=192.168.1.1 # リモートsyslogサーバのポート番号 log4cpp.appender.SYSLOG.portNumber=514 # シスログファシリティ番号 log4cpp.appender.SYSLOG.facility=1 # 出力パターン(フォーマットの詳細はhttp://log4cpp.sourceforge.net/#faq を参照してください) log4cpp.appender.SYSLOG.layout=PatternLayout log4cpp.appender.SYSLOG.layout.ConversionPattern=[AESRV].ConversionPattern=[AESRV]:%d{%Y-%m-%d %H:%M:%S} %-5p [%t] %m%n
プロパティキー | 説明 |
---|---|
log4cpp.rootCategory | logger_name をデフォルトで SYSLOG として設定します。 このプロパティの詳細については、表ログプロパティの詳細を参照してください。 |
log4cpp.appender.<logger_name> | Syslogに使用するには、値は SyslogAppender でなければなりません。 このプロパティの詳細については、表ログプロパティの詳細を参照してください。 |
log4cpp.appender.<logger_name>.syslogHost | リモート Syslog サーバのIPアドレスを指定します。 注記リモート Syslog サーバは、Autoenrollment Serverがインストールされているマシンからアクセス可能でなければなりません。 |
log4cpp.appender.<logger_name>.portNumber | リモート Syslog サーバのポート番号を指定します。 |
log4cpp.appender.<logger_name>.facility | リモートの Syslog サーバのファシリティ番号を指定します。 デフォルト値は1(ユーザーレベルのメッセージ)です。 |
log4cpp.appender.<logger_name>.layout | このプロパティの詳細については、表ログプロパティの詳細を参照してください。 |
log4cpp.appender.<logger_name>.ConversionPattern | デフォルトのログフォーマットは、“[AESRV]: <Date{yyyy-mm-dd}> <Time{hh:mm:ss}> <LogLevel> [<TheadID>] <LogMessage>”に設定されています。.Autoenrollmentサーバのログを他のログと区別するために、すべてのログメッセージの先頭に[AESRV]:という文字列が意図的に入れられています。以下はその例です。 [AESRV]:2021-09-22 04:15:28 INFO [6176] サービスが開始され、要求を待っています。 このプロパティの詳細については、表ログプロパティの詳細を参照してください。 |