通信にプロキシサーバーを使用するようにセンサーを設定する
スキャンを正常に行うには、CertCentralのクラウドサービスと通信できるセンサーが必要です。これは、証明書の検出に関連付けられた指示を受け取り、証明書のインベントリ更新の報告を行うことを可能にします。
問題
ネットワーク外部との通信にプロキシサーバーを必要とするコンピュータにDigiCert Sensorをインストールしましたが、センサーが検出結果をCertCentralアカウントのDiscoveryに伝達できず、スキャンの結果を見ることができません。
ソリューション
プロキシサーバーを使用するようにDigiCert Sensorを設定してCertCentralアカウントのDiscoveryと通信できるようにすることで、スキャン結果の表示を可能にします。
開始する前に
プロキシサーバーのオペレーティングシステムでの作業経験が必要です。
管理者権限を持っている必要があります。
注記
バージョン3.8.26以降のセンサーがシステムにインストールされてる必要があります。
プロキシを使用するようにセンサーを設定する
センサーをインストールしたコンピュータで、テキストエディタ(viまたはNotepadなど)を使用して、以下の設定が含まれるproxy.propertiesファイルを作成します。
設定
説明
enableProxy
プロキシアクセスの有効化:trueはプロキシアクセスを有効にし、falseはプロキシアクセスを無効にします
httpsHost
HTTPS通信に使用されるプロキシサーバーのIPアドレス
httpsHostPort
プロキシサーバがHTTPS通信のために使用するポート番号
httpsAuthUser
HTTPSプロキシへの認証に必要なユーザー名(基本認証のみ) — 必要な場合
httpsAuthPassword
HTTPSプロキシへの認証に必要なパスワード(基本認証のみ) — 必要な場合
例 1. 以下はその例ですenableProxy=true httpsHost=125.125.125.125 httpsHostPort=443 httpsAuthUser=mypassword httpsAuthPassword=system01@Admin
構成ファイルを
install_dir/config/proxy.properties
に追加します。センサーを再起動してプロキシパスワードを暗号化し、プロキシ情報をアップロードします。
以下の例では、install_dirがセンサーのインストールディレクトリです。
Linux
install_dir/cli
に移動して./restart.sh
コマンドを実行します。Windows
install_dir/cli
に移動してrestart.bat
コマンドを実行します。
次のステップ
センサーがプロキシサーバーを使用して検出結果をCertCentralアカウントのDiscoveryに伝達できるようになったので、スキャンの結果も表示することができます。