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アーティファクトマネージャーガイド
アーティファクトマネージャーは通常、ファームウェア開発者またはソフトウェアエンジニアであり、デバイスのアップデートパッケージを作成してアップロードします。デバイスにデプロイされるソフトウェアアーティファクトを扱うので、デバイスの機能を維持・更新するうえで欠かせないロールです。
アーティファクトとは、デバイスにデプロイしてアップデートする際に必要なすべてを含むパッケージのことです。ソフトウェア、ファームウェア、メタデータ、処理スクリプトなどがあります。処理スクリプトは、デバイスのフリート全体にわたってアップデートのデプロイを保証し、アトミック更新やロールバック機能など、デバイスの安定性とセキュリティを維持する機能をサポートします。
ヒント
アーティファクトは、特定のディビジョンに割り当てることも、アカウント全体で利用可能にすることもできます。そのため、さまざまな組織構造でアップデートの管理およびデプロイが柔軟になります。
アーティファクトは開発者によって作成されてリリースとしてまとめられます。リリースは、特定のデバイスグループへのデプロイメントに使用されます。アーティファクトごとに、ペイロード(アップデートの実際のコンテンツ)とマニフェスト、つまりアーティファクトに関するメタデータの両方が含まれます。
アーティファクト、ペイロード、マニフェストの詳細については、「 Artifact」を参照してください。
アーティファクトの作成
ヒント
アーティファクトの作成中に進行状況を保存しておくと、後で戻ることができます。[下書きを保存して閉じる]を選択すると、[アーティファクト]ページの[アーティファクトのドラフト作成]アーティファクトがリストされます。
アーティファクトマネージャーとして DigiCert® ONE にサインインします。
DigiCert ONE の[マネージャ]メニュー(右上のグリッド)で、[Device Trust]を選択します。
[Device Trust Manager]メニューから、[ソフトウェア更新]>[アーティファクト]を選択します。
[アーティファクトの作成]を選択します。
[一般情報]ステップで、以下の操作を実行します。
[アーティファクト名]と、必要に応じて説明を入力します。
アーティファクトをすべてのディビジョンで使用可能にするか、特定のディビジョンのみで使用可能にするかを選択します。デフォルトはすべてのディビジョンです。
[アーティファクトバージョン]を入力します。
[アーティファクトのタイプ]を選択します。
このアーティファクトが他のアーティファクトに依存している場合は、そのアーティファクトの依存関係を選択します。
[次へ]を選択します。
[アーティファクトの定義]ステップで、以下の操作を実行します。
アーティファクトのペイロード zip ファイルをアップロードします。
[アーティファクトの処理]では、TrustEdge agent がデバイス上のアーティファクトをどう管理するかを設定できます。さまざまなデプロイメントフェーズの処理手順を指定でき、それぞれに次のように詳細な設定オプションがあります。
インストール: インストールフェーズで実行するファイルを定義し、ファイルタイプまたはパスを指定してサブタイプを選択し、プロセスをカスタマイズするオプションの引数を含めます。
インストール前: インストールを開始する前に実行するファイルを設定してファイルタイプを選択し、サブタイプを決定して、デバイスや環境を準備するうえで必要な引数を指定します。
インストール後: インストール完了後に実行するファイルを設定してファイルタイプとサブタイプを指定し、クリーンアップや検証などインストール後の処理に必要な引数を追加します。
ロールバック: インストールに失敗した場合にロールバック処理を実行するファイルを指定し、ファイルタイプを選択してサブタイプを定義し、デバイスを以前の状態に戻す引数を指定します。
オプションで、[属性の追加]を選択して、対象デバイスの属性を キー/値ペアとして指定します。これらの属性によって、一致する属性を持つデバイスのみにアップデートがデプロイされることが保証されます。
[アーティファクトの作成]を選択します。新しく作成されたアーティファクトが[アーティファクト]表に表示されます。